昭和55年から着手された国営郡山東部地区総合農地開発事業において、西田町では水田約170ha 畑地約220ha 合計390haの農地が設備されました。
事業当初の計画は、畑地は桑を主体に直裁する計画でありましたが、情勢等の変化により蚕糸価格が低迷するなかで、地域特産物として新しい作物の導入が求められました。
農家、農協、市、県等が数々の事例、地域への適合性労力、経済性、将来性等について会議と研修を重ねた結果、西田町に昔から多く栽培されている梅を地域の特産物として、50haの団地造成を目標に推進することが決定されました。
平成2年から梅団地を協力に推進するため市単独補助事業の梅生産団地植栽事業により直裁を開始し、平成12年までに約29haが直裁されました。
栽培品種は、白加賀(授受樹は梅郷)中心で、平成12年に梅干し向けに越の梅を直裁されました。
平成8年2月18日に加工により付加価値高めた特産品として育成するため、地域に潜在している加工技術を掘り起こしや、製品開発を進めると共に地域住民との交流通じて「梅の里」をアピールし、地域が一体となった産地形成を進めることを目的に、郡山市農協梅部会西田支部、国営郡山東部地区営農推進協議会が主催し、非農家を含む地域の数多くの団体の協力を得て、当日、会場は身動きもできない程の参集者のもとに開催されました。非農家も一体となったこの交流会により、西田町の特産品として「梅」が多方面に渡りアピールされ、産地形成に向けて大きな一歩となりました。
(内容)
● 梅加工品評価品・試食品
● 直売会
● 講演会
● 梅の花プレゼント
● 梅に関するチラシの配布
● 西田産米のおにぎりプレゼント
平成12年2月20日に第5回西田町「梅の里づくり交流会」が開催されました。
平成2年より直裁を始めましたが、集団的に直裁されているほ場、また幹線道路より望めるほ場が少ないので、「梅の里」のメインほ場がほしいと言うことになり、ほ場の中でも集団的に直裁されている、三町目細田地区の西の宮〜高柴デコ屋敷に通じる路線を「梅ロード」とし、直裁を進めました。
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平成11年から、小学生に「梅の木」を卒業記念樹として植栽しています。将来はその記念樹からとれた「梅」により梅の加工食品をつくり、里づくり・夢づくりを展開していきます。
平成8年6月13日に、梅の加工品による特産品づくりを目的に梅の加工研究グループが誕生しました。 会員は、現在21名